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レンズ2本で臨むコスイベ撮影の話
またしても「COSMODE」今月号のコス撮影特集からのネタなんですけど。

特集の中に「コスイベでのお奨めレンズ」みたいな記事がありまして、「ボケを生かして撮るレンズ」として単焦点の50mm、「背景を広く取り込むのに向いたレンズ」として単焦点24mmとTAMRONの広角系ズームが挙げられてたのですね(作例はAPS-C機でしたので、フルサイズとは画角が異なることに注意)。
いわゆる標準ズームは影も形もなし。
これには茄子彦もムムッと唸らざるをえませんでしたな。
あ、もちろん良い意味でですよ。

たしかに標準ズームは便利ですけど、明確な意図がある場合は微妙に中途半端になりがちとも言えるわけで。
そのあたり、標準ズーム(TAMRON 28-75mm F2.8ね)をメインに使ってる自分の写真がどれをとっても代わり映えがしないというか、イマイチ意図のはっきりしない写真が多いことからも明らかです。
このあたり、安易にリングを回すだけで焦点距離を変えてしまえるズームレンズの弊害とも言えるかもしれません(<自分の下手さ加減を機材のせいにするなよ)。
今となっては昔話ですが、「ズームレンズを使うとレンズの焦点距離の感覚がつかめない。写真が上手くなりたければ単焦点を使え」と言われていたこともあったそう。
自分的には耳の痛い話です。

そういうわけで、撮影者の意図がはっきりわかる印象的な写真を撮ろうと思ったら、標準ズームに頼りすぎるのも考え物なわけで。
実際問題、標準ズーム1本だけ使うよりも上で挙げたようなレンズを2本使った方がバリエーションに富んだ、かつ撮影者の意図のはっきりした写真が撮れるように思います(レンズ自体の性能も単焦点の方が上だしね)。

これまた昔話ですが、フィルムカメラの時代に単焦点でシステムを組む場合、ポートレートなら「35mm・50mm・85mm」の3本(場合によってはこれに200mm程度を加える)のが基本だったそう(ポートレートに特化しないなら「28mm・50mm・135mm」だったらしいです)。
これら3本のうち汎用性が高いのが50mmで、事実コスイベなどでもお使いの方をよく見かけます(フルサイズなら50mmそのまんまですが、APS-C機ではSIGMA 30mm F1.4やその他の28〜35mm近辺の単焦点レンズ)。
確かに1本で済ませるなら使いやすいレンズですが、汎用性が高いということは中庸だとも言えるわけで。
もしも1本でなく2本持てるなら、35mmと85mmの2本を持った方がいろいろと変化に富んだ写真が撮影できるのではないかと。

具体的にお奨めを挙げてみます。
フルサイズをお使いの方は茄子彦なんぞの知ったかぶり意見よりもご自身の方が詳しいと思いますので、APS-C機用ね。

■広角系レンズ
上で述べたように、「背景を広く写しこむ」ためのレンズですね。
集合写真や、後ろに下がれない状況で全身を撮りたいといった際にも役立ちます。
引き気味に撮って背景を生かす他に、あえて寄って撮りダイナミックな写真にするといったテクもあります。
特に後者の場合、カメラポジションによって写りが大きく変わるので注意が必要です。
一例としては下からあおるようにして撮ると足長小顔に写ります。
余談ですけど、自分はどうにも広角レンズの使い方が下手で、標準ズームの広角側でさえ上手く撮ることができません。
修行のためにいっちょ自分もこのテのレンズ買ってみるか。

SIGMA 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO ¥45,000くらい




Canonユーザーの方は同社の20mm F1.8の方が画角的に良いかもしれませんが、評判はこちらの24mmが上。
絞り開放で寄って撮れば、それなりに背景もぼかせるので表現の幅が広がります。
何より単焦点ですので、上で述べたような「レンズの焦点距離の感覚」を掴むのにも良いかと。

TAMRON SP AF 10-24mm F/3.5-4.5 Di II LD Aspherical [IF] (Model B001)
 ¥50,000くらい


ボケよりもズームの利便性を取るならこちら。
望遠系に比べてぼける量が絶対的に少ない広角系レンズの場合、ボケそのものをあきらめて隅々までシャープにという選択肢もありだと思います。
今まで言ってることと矛盾するのですが、特に広角系の場合、ズームが便利だと思うのですよ。
広角レンズで広い範囲を写そうとすると、画面内に意図しないものが写り込むことが結構あります。
そのいった場合、単焦点だと撮影ポジションの変更を余儀なくされますが、ズームならワンタッチで写る範囲を調整可能なわけです。
焦点距離的にも10mmからですから、とんでもなく広い範囲を写せるのもポイント高し。
CanonのEF-S10-22mm F3.5-4.5 USM(¥75,000くらい)やPENTAX DA 12-24mm F4 ED AL(IF)(¥72,000くらい)も良いみたいですが、価格1.5倍となるとイマイチ勧めづらい。

・各カメラメーカーの24mm F2.8など
上で挙げたレンズはどっちも5万円くらいとあまりお財布に優しくありません。
レンズの明るさ(ボケの量)もズームの利便性もあきらめるなら、カメラメーカー純正の24mm F2.8とかを買うテがあります。
この場合、価格はだいたい4万円ほど……ってあんまり変わりませんね(^_^;)。

・標準ズームの広角側を使う
というわけでいちばんお安く済むのがこれ。
カメラを買うときにレンズキットとしてついてきたかもしれない標準ズームを広角専用と割り切って使うというもの。
各社ともたいてい広角端は18mmくらいですから、じゅうぶんに広い範囲を写し込めます。
カメラ単体で購入なさってレンズキットのレンズをお持ちでない方は、SIGMA 18-50mm F3.5-5.6 DCが¥15,000くらいで買えますので、そちらをお求めください。


■望遠系レンズ
正しくは「中望遠」ですね。
フルサイズ換算で85mm〜135mmくらいの焦点距離のレンズをこう呼びます。
この種のレンズは一人の人間を自然に撮るのに適しています。
構図的にはバストアップあたりが得意で、よほど離れないと全身を写し込むのは難しいかも。
まぁ膝上〜顔のアップをきれいに撮りたいときに使うレンズでしょう。
背景をバッチリ描写するには写る範囲も狭いうえ、ボケの量が大きいからバックが何が何だかわからなくなってしまいます。
使用上の注意点は、とにかく良くぼけるのでピンぼけに注意すること。
ピントを合わせる位置は顔とかいうおおざっぱな部分ではなく、目に合わせます。
顔に角度がついている場合は手前の目です。
それ以外の場所(たとえば鼻とか髪とか)にピントが合ってると、ピンぼけに見えてしまいます。
可能であればAFのフレームを手前の目に合わせて、ピントが合った音がしたらすかさずシャッターを切るくらいの注意が必要となります。
その場合でも微妙にピントがずれてる場合があるので、可能であれば何枚か撮っておいた方が無難かも。

CANON EF50mm F1.8 II ¥10,000未満
Canonの良心とも言えるレンズ。
圧倒的な低価格と軽さはもはや常識外です。
Canonユーザーなら1本持っていて損はありません。

Nikon Ai AF Nikkor 50mm F1.8D  ¥18,000くらい
Canonのを見た後だと高く感じますが、本来はこの辺が適正価格なのでしょう。
高級バージョンにAF-S NIKKOR 50mm F/1.4Gというのもありますが、価格は約3倍なのでこっちでじゅうぶんとも思います。

SONY 50mm F1.4 SAL50F14 ¥38,000くらい
PENTAX FA50mm F1.4  ¥36,000くらい
2社をまとめて紹介。
どっちもF1.4だけに高価です。
かつては両社(SONYはMINOLTAね)とも50mm F1.7というレンズを出していたのですが、現状ではどちらも廃盤なのが残念。
しかしながら中古ではどっちも1万円かそこらのバーゲンプライスで販売されてますので、ご興味がおありの方は中古店で探してみては。

ーーというわけで例によって長々とろくでもない(伝聞)知識を披露してまいりましたが、実はここからが本題(えー!?)。
……いや、やっぱり余談と言うことにしておいてください(弱気)。

たとえばレイヤーさんがご友人と撮影をなさるときやロケ・撮影会など時間のあるときなんかは2本のレンズを1台のカメラにとっかえひっかえしていろいろ撮影することが可能ですが、イベントでカメコさんが(しかも行列になってるような状況で)そうしたことをするのは不可能に近いわけです。
おいおい、後ろに並んでる奴がいるのに悠長にレンズ交換なんかしてるんじゃねーよ!みたいなプレッシャーを受けること必至。
なので多くの場合、レンズ交換せずに済むように標準ズームや汎用性の高い50mmレンズが用いられることが多いわけですが、ここまで2本システムをお奨めしておきながら「実用的にはやっぱり難しい」というのも切ない話です。

そうした状況に対処すべく考えたのが、「そもそもカメラも2台持っていけばいいんじゃね?」というソリューション。
カメラ自体を広角用と望遠用に分けてしまうのですね。
で、状況に応じてカメラを取っ替え引っ替えして撮る、と。
またしても昔話をすれば、単焦点レンズ全盛期にはこうしたやり方は一般的だったわけですし、現在でもスポーツフォトなどレンズ交換の時間的余裕のない分野では用いられている手法です。

単純計算カメラの重量が2倍になるのですから持ち運びが大変にも思いますが、APS-C機には軽量でも高性能な機種が少なくありませんので、それらから選べばフルサイズ機1台持つのと大差ないとも言えます。
たとえばフルサイズのNikon D3はカタログスペックで1,240gですが、APS-CのD90なら620g。
D90が2台でちょうどD3の1台分となります。
価格にしたってD90を2台買う方がD3を買うよりもはるかに安価(D700よりも安いです)。

肝心の写りに関しても、D90に単焦点レンズをつけたものとD3にズームレンズをつけたものとではいちがいにD3の方が上とも言い切れません。
フルサイズ機とAPS-C機の違いでいちばんわかりやすいボケ量(たいていフルサイズの方がぼける)にしても、ズームではF2.8がいちばん明るい(ぼける)レンズなのに対して、単焦点ならF1.8クラス。
じゅうぶん渡り合えます。

何より撮影時にはAPS-C機1台分と単焦点レンズ1本分の重さしかないのですから、ハンドリングはフルサイズ機よりも容易。
AFセンサーの構造上、フルサイズよりもAF可能範囲が広いのも利点のひとつかもしれません。

カメラとしてのレスポンスやフィーリングは高級機であるフルサイズ機の方が上でしょうが、明らかな難点はそれくらいしか見あたりません。

実際にこうしたシステムを組むとなると当然APS-Cタイプのカメラが2台必要になるわけですが、すでに2台以上お持ちの方の場合、それをそのままお使いになればよろしいです。
新たに追加、もしくは刷新なさる場合は、できれば軽量でAF測距点が多く、RAWの連続撮影枚数が多い機種が好適ですね。
具体的にはCanon EOS Kiss Digital X(<X2よりRAWの連続撮影枚数が多い。旧製品だから1台¥35,000という破格値なのも良)、Nikon D90(<D40/D60の方が軽量ですがAF測距点が少ない。高感度に強く連写もそれなりに速いのもポイント高し)あたりが個人的にはお奨め。

カメコさん的にはフルサイズ機も良いですが、こういうのもよいんじゃないかなー、と思いますよ。
特にカメラをすでに複数お持ちの方はご一考いただければと。
| nasuhiko | 00:52 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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